波状雲、雷雨

1999年5月17日 18:18 UTC

フランス南部。右下は地中海である。スペインの低空で、セヴェンヌ山脈(1)を越えて南から南東への強い風が生じており、これが波状雲を発生させている。可視画像と、同時に、赤外画像でもこれらを見ることができ、わずかに分岐した2つのすじ状(2)になっている。画像の左側に、雷雨の雲、積乱雲(3)が見える。その頂上がとても高くて温度が低いため、赤外画像では濃い白のスポットになっている。これらの雲は縦方向に長く伸びて、斜めに入る夕明かりの中で、可視画像ではっきり見える濃厚な陰 (4)が見て取れる。